先日、京都の街を歩いていましたら、きものを着た若いカップルが結構歩いてい
ました。

柄ゆきも、おそらく大正から昭和にかけて、街着として使用されたと思われるよ
うな、銘仙のようなものが多かったと思います。

こういった着物なら、普段着、ちょっとおしゃれしたいときに気軽に着られるよ
うな気がしますね。

とくに京都では、「きものを来て貰おう」というキャンペーンが盛んです。有名
なのが「京都きものパスポート」。

ＪＲの観光案内所、主要の駅などで配布されており、きものを着てこれを提示す
ると、いろんな特典が受けられるスポットがたくさんあるという冊子です。郵送
で入手することもできます。

きものそのものを5000円程度でレンタルでき、着付けまでしてくれて、さらにき
もの姿でこのパスポートを使うと、割引や無料になる美術館や観光スポットもあ
るということですから、これは使ってみよう、という気にもなりますね。

ありがたいのは、きものを着て着くずれてしまったとき、着付けを直してくれる
、「着くずれレスキュー」なる場所があること。

京都駅や河原町などの百貨店の呉服売り場などに設置されているそうです。これ
で着くずれの心配もクリアできますし、呉服売り場を訪れてもらうことで、売り
手側にもメリットがありそうですね。

「現代画報」２０１０年２月号の「今、見直される普段着の着物
」という記事の見出しを見て、感じたことでした。




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