これからの日本経済のなかで、製造業がどのように経営を進めていくかがカギに
なりそうです。リーダーズアイでも、日本の製造業の抱える問題点につ いて分
析してもらいたいと思います。過去最大の赤字を計上する見通しとなっている大
手家電メーカーのシャープですが、最近の報道によると、赤字が 続く主力のテ
レビ事業の見直す戦略を構築しているそうです。世界で唯一量産している９０型
の大型テレビについてですが、販売を計画していた中国で は、発売が見送りと
なっています。どうも需要がなさそうという理由みたいですね。アメリカ、東南
アジア、中東では重点的に販売される予定となって おり、インドネシアやサウ
ジアラビアなど５か国で発売が始まります。このテレビの販売によって、シャー
プの経営がどこまで好転するのかが焦点にな りそうです。また、各地の工場の
売却も進んでおり、メキシコのテレビ工場は台湾の電子機器メーカーに、中国南
京のテレビ工場は中国のパソコンメー カーにそれぞれ売却されることになりそ
うです。さかんにリストラを進めるシャープですが、業績回復に向けての動きは
今後も続きそうですね。これか らも注目してみたいと思います。